1189256 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

おとなカレッジ

おとなカレッジ

初めての妊娠 6ヶ月以降

ああ、不良妊婦ふーん

さて、6ヶ月に入る頃、友人の結婚式のために上京することになった。以前は東京で暮らしていたので、久しぶりに友達に会えるのは非常に楽しみであった。そして、主人には内緒だが、密かにTDLへ行く計画を立てていたのである。胎動も徐々に感じ始めた。腸のなかを空気が移動するような感じだった。

それ程お腹も目立たないため、妊娠前のワンピースも何とか着ることが出来た。美味しいお料理に、ついついシャンパンも飲んでしまった。妊娠発覚前まで、毎日ビール、チューハイ、ワインなど浴びるように飲んでいた私が、妊娠発覚後は禁酒をしてきたのだが、やはり、シャンパンの黄金色の誘惑には勝てなかった・・・。「全く不良妊婦だよね。ま、飲んじゃったものは仕方ないさ」と、都合よく考えることにした。アメリカの友人が聞いたら卒倒するだろうな。言えやしない、言えやしないよ。

それからは、連日友人と会って食事だショッピングだと忙しく過ごし、ついに内緒のTDL決行の日がやって来た。その日は朝から曇りの蒸し暑い日だった。天気予報では雨の確立20%だったので、20周年のパレードをとても楽しみにしていたのだが、絶対晴れ女の友達と一緒だったにも関わらず、お昼ごろから雲行きが怪しくなってきた。「まさか、雨足が強まってパレード中止になったりしないよね」と冗談で言ってたら嫌な予感は的中で、雨は本降りになってしまった。結局、雨でゴメンねパレードを見て、ゆっくりお食事とショッピングをして帰ることにした。これは、ベビーの雨女という宿命の序章に過ぎなかった事が後日判明する。

今回のTDLは残念だったが、「生まれたら家族で絶対に行くぞぉ」という意気込みは増すばかりだ。その後は、スイミングに通ったり、プレママ友達と食事をしたりと気ままな日々を過ごし、いよいよ25週目の健診でベビーの性別がわかる事になった。その日は主人も休みだったので、一緒にエコーを見ようと言うことになった。ムツゴロウ似の先生がやってきて、「ここに3本線が見えるでしょ?女の子ですよ」と説明してくれた。私は、性別はどちらでも良かったのだが、なんとなく、「女の子じゃないかな」という予感はあったので、とても嬉しかった。

余談だが、妊娠が発覚する前に、自分の今後についてタロット占いをしていたら、なんと、「女の子の出産」というカードが出たのだ。その時は、特に気にも留めていなかったのだが「当たってるよ~」と半年後に確信する事になった。恐るべしタロットカードの威力!ジプシーの力は偉大だわ。

さて、性別がわかってからは、重要な名前を決める作業が始まった。私は、「女の子だったらリサがいいな」と勝手に思っていたので、主人の意見は聞く耳持たずでリサの漢字を探し始めた。しかし、生まれる予定日や字画を気にし始めたら、キリがなくなってしまい、途中で投げやりになってしまった。姓名判断を本やネットで検索し、とりあえず里聡という漢字に決める事にした。それからは、毎日お腹に向かって「リサ~」と呼びかける事にした。この頃から、お腹に妊娠線が出来始める。クリームを塗っても効き目は無かったのが悲しい・・・。

7ヶ月に入った頃、「出産したら海外旅行も行けないから」と、主人を説得してバリに旅行する事にした。申し込む際に妊婦である事を告げると、申告書が送られてきて、旅行会社に提出するように言われた。ガルーダ航空では、妊婦だからといって特別なサービスはなく、チョットがっかりした。バリではリゾートホテルでのんびり過ごし、贅沢な気分を満喫できてとても楽しかった。バリのヘアエステも体験し大満足で翌日帰国と言うときに、日本列島に大型台風が近づいていると言うニュースが流れた。結局、台風のせいで帰国日が1日伸びて大変な目に遭った。ここでもベビーの雨女ぶりが発揮されたのだ。まさに嵐を呼ぶ胎児である。

無事にバリから戻って検診を受けると、体重が10キロ超えており、体重増加に注意の赤いスタンプを押されてしまった。「バリで食べ過ぎたからね。そのうちに戻るわよ」という淡い期待は完全に裏切られてしまう。ここから健診の度に増加してゆき、何をやっても痩せなくなってしまったのだ。ガーン。毎回赤でチェックが入り、「こんなに太って、産む時に辛いのは自分なんだから」と言われ続けることになる。しかし、むくみも尿タンパクもでず、中毒症にもならなかったので良しとしよう。

8ヶ月になった頃から、産院でのマタニティースクールが始まった。それ以前にも、自治体の主催するファミリー教室に通い、プレママ友達を作り、知識を得ていたにも関わらず太っていく私って一体・・・。やはり「不良妊婦と呼ばれて」なのだろうか。この頃から、徐々に出産準備品や育児用品を買い揃える。全部揃えるのにかなりの出費だった。大体15万くらいはかかっただろうか。私は、オークションで安く手に入れたほうだと思うので、新品でそろえたら30万くらいいくかもしれない。赤ちゃん本舗に通うのも習慣になっていた。ベット、お布団セット、チャイルドシート、ベビーバスは赤ちゃん本舗が一番安かった。

9ヶ月に入った頃、いよいよ入院の準備を始めた。お腹が大きくなりすぎたので、市民プールに通うのはやめて、毎日2・3キロ歩くようにした。これでも、体重は増え続ける一方だった。ソフロロジーのテープを聴きながら、出産のイメージトレーニングをして、気持ちも予定日に向けて盛り上げていった。この頃の胎動はものすごく激しい。まるでホラー映画のようにお腹に人影が出るのだ。動きも活発で、足をピョコピョコ動かして蹴飛ばすので、時々イタタタとなる。健診ではNSTでベビーの心音を記録した。しかし、ベビーが寝てしまって動かないので、バイブレーターのような電気ショックのようなもので刺激を与えて起こしていた。直後はもの凄く怒ったようにドコドコ音がしていた。かわいそうに・・・。

マタニティースクールで学んだのだが、赤ちゃんは自分で生まれる時期を選ぶらしい。自分が出たいと思ったら、信号を出して陣痛を起こすのだ。だから、出産はお母さんだけが頑張るのではなく、赤ちゃんも頑張って出てくるのだ。親子の共同作業なのである。赤ちゃんは、お母さんの負担にならないように、頭を変形させて、回転しながら出てくるのである。自然の摂理とは好く出来たものだと感心した。また、赤ちゃんはお腹の中で色んな音を聞いているので、毎日話しかけてあげるといいらしい。歌ってあげるのも良いそうだ。

そうこうするうちに、ついに臨月を迎えてしまった。ここからは、毎週健診があるので結構な出費である。体重は毎週1キロづつ増えていて、もう先生は何も言わなくなってしまった。無言の圧力の方が恐ろしいかも。子宮口は開きかけていて、お産の準備が始まっていると言われた。でも、予定日ぐらいかな~と言う感じだった。その頃、月の満ち欠けが出産に影響を与えると言う噂を聞いて、勝手に予定日よりも早くなると思い込んでいたのだが、ハラハラドキドキしながら予定日を迎える事となる。

babu11


☆☆先輩ママのアドバイスも参考になるよ~☆☆
入院・出産準備品の選び方


© Rakuten Group, Inc.